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【韓国ドラマ】ペントハウス2配信開始!ネタバレあらすじ・相関図!

ペントハウス2ネタバレあらすじ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ペントハウス2の配信が10/5からいよいよHuluでも始まりました!

チー太とパン子

Hulu勢の私たち夫婦、大歓喜!

韓国ドラマ「ペントハウス2」は、続編として待望されていた人気ドラマの第2シーズンです。
この記事では、「ペントハウス2」の魅力やあらすじについて紹介します!

Huluではペントハウス2は全話見放題で配信中!
この記事ではシーズン2のネタバレあらすじをご紹介します

ペントハウス沼
ペントハウス【韓国ドラマ】が面白すぎる!どこで見られる?調べてみた!韓国ドラマ「ペントハウス」は、韓国で30%を超える高視聴率を叩き出し、社会現象を巻き起こしたマクチャンドラマ(ありえない展開が続々起こるドラマ)です。一話見たら沼ってしまいました。「おすすめのポイント」と「日本語字幕で見られる動画配信サービス」についてまとめました!一緒にペントハウス沼にハマりましょう♪...

ペントハウス2の魅力:スリリングなストーリー

ペントハウス2は前作から引き続き、登場人物たちの人間関係秘密裏切り陰謀復讐が入り混じった、いえ…入り混じりまくっています!

パン子

えっ?この人とこの人が…?

チー太

この人がこんなことを…?

と言ったような、予測不可能な展開や驚きの連続!
前作に引き続き、ジェットコースターのような展開に引き込まれ、1話終わるごとに次のエピソードが気になって仕方なくなっちゃいます。

チー太とパン子

私たち1〜10話まで、2日間で見ちゃったもんね笑

ペントハウス2の魅力:豪華なキャスト陣

「ペントハウス2」には、韓国ドラマ界を代表する豪華なキャスト陣が出演しています。

ユジン、キム・ソヨン、イ・ジア、オム・ギジュンなど、実力派俳優たちが熱演しています。
この4名は2020年 SBS演技大賞 最優秀演技賞を受賞されています
ほかにもキャスト陣からは受賞者やノミネートをされた俳優も!

彼らの演技力があってこそ、それぞれの役柄にしっかりとハマっています。
キャラクターたちの情熱や苦悩、喜びや悲しみをリアルに感じられるんです!
また、個々のキャラクターの心理描写や成長の過程も見どころの一つです。

パン子

韓国語は分からなくても、演技に引き込まれちゃう

ペントハウスの魅力:劇的な音楽

オープニングもBGMも劇的!
音楽の演出も、ストーリーの緊張感やキャラクターの感情を一層高めています。
華やかな超高級マンション、内装などの美しさと相まって、ペントハウスの世界観が確立しています。

チー太

おおおお!このBGMキター!って時あるよね笑

ペントハウス2 相関図

人間関係が入り組むペントハウス。
ここでペントハウス2の相関図を見てみましょう!

ペントハウス2相関図
画像出典:KNTV

再婚・復讐・協力…!

人間関係がシーズン1より入り乱れています!

より一層面白くなってまいりました。
あらすじは後述しますが、ペ・ロナとユ・ジェニの友情に頬が緩みます。

パン子

ジェニ、いい子だわぁ…

皆さんは誰がお好きですか?
パン子の推しメンはスリョンさん!
美しくて、賢くて、優しくて、まっすぐで。

シーズン1の最後に亡くなってしまったので、今のところ(10話まで)は全然出てこなくて悲しい…。
ペントハウスのことですから、きっとなんかしら出てくるんじゃないのか!?
と期待に胸を膨らませています。

あとはマリさんですね!
全力で娘ジェニちゃんを愛しているところが好きです

10話までだと、ローガンも全然出てきてないのですが(アメリカにいる?)、ここからどう関わってくるのか楽しみです!

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ペントハウス2 あらすじ

それではシーズン2全26話のあらすじです!
ネタバレありなので、ボックスは閉じておきますね

第1話 新たな胸騒ぎ

“第28回 チョンア芸術祭”ロナ、ウンビョル、ジェニ、ソッキョンらがトロフィーを目指して歌い、親たちがそれを客席で見守っている。
ソジンが声楽部門 大賞の受賞者の名前を発表しようとしたその時。
女性の叫び超えと共に、階段を転落する少女の姿が。
真っ白なドレスが血に染まり、頭にはトロフィーの羽が突き刺さり…

4か月前のニューヨーク。
チョン・ソジンのコンサート。ソジンはソプラノ歌手として活動していた。
ダンテとは婚約間近で、お互いに愛を伝えあい幸せそのもの。

そんな時、NYのコンサート会場で元夫のユンチョルと偶然再会する。
酔ったソジンをユンチョルは介抱し、そのまま二人は一夜を共に。

ソジンが部屋を出たあと、ユンチョルの元に黒ずくめの男たちがやってきて袋叩きに。
顔に袋をかけられ、手を縛られたユンチョルは海沿いへ連れ出される。
「女に手を出した罰だ」と医者であるユンチョルの手を攻撃し、そのまま海へと投げ込まれ…。

ペントハウスで「後始末も抜かりなく」と満足げに電話を切るダンテ。
「ハ・ユンチョル、バカな男だ」

韓国に戻ってきたソジンの元には脅迫状が届いていた。
ユニの仕業だと決めつけるソジン。
ユニが姿を消して1年。
いまだに見つからず、見張りをつけている娘ロナにも会いにこないのだから、おそらく死んだのだろうとダンテは言う。

「パーティでは変わったことはなかったか?」と尋ねるダンテに「何もなかった」とソジンは答える。
ダンテとソジンも完全にはうまく行っていない様子。

ロナはチョンア芸高にはおらず、他の高校に。
殺人犯の娘として仲間はずれにされ、いじめの対象に。
バイト先でも殺人犯の娘なら、とクビにされ、マスコミにも追われ…
そんな中でもジェニは心配してサンドイッチを届けたり、こっそりと見守っている。

でもジェニのそんな姿をソッキョン、ウンビョル、ミニョクに見つかり、ジェニはいじめの対象になってしまう。

ダンテとソジンの婚約が発表されると、再びソジンへの脅迫。
ボロボロにされたドレスや「不幸になれ」「死ね」などの文字が書かれたソジンのポスターが貼られ、ユニがそこまで迫ってきていると不安と怒りが入り乱れるソジン。

だが脅迫の犯人は、ダンテを愛してやまない家政婦のヤンだった。
ダンテはヤンに暴行を加え、家を叩き出す。

第2話 目撃者と逃走犯

国会議員になったギュジンの手を借り、ダンテはソジンにサプライズでプロポーズをする。
喜んで受けるソジンの指に輝く指輪をはめようとしたその時、警察がやっている。

「チュさん、妻殺しの容疑で逮捕します」

自宅で服毒自殺をしたヤンが、事件の目撃者としてスリョン殺しの真犯人がダンテだと証言を書いた遺書を残していた。
その為ダンテは連行されたのだった。
そのことを弁護士団から聞いたダンテは、ユニの仕業だと主張するが、ユニはヤンの自殺前に警察に出頭していた。

ダンテは弁護士と話し合い、ヤンさんをスリョン殺しの真犯人に仕立て上げた。
無実が証明されたユニは釈放され、ロナに再会した。

ヤンが服毒するその現場にユニは居合わせていた。
ロナを襲おうとしたヤンから、ロナを助ける為だった。
ユニには気づかずにヤンからロナは逃げ出せたが、今度はユニが襲われかける。
それを助けたのはローガンだった。
それを見たヤンは服毒をして絶命した。

ローガンに出頭するように言われたユニは警察へ向かい、ヤンの再審を求める。
その間にローガンがヤンの遺書を偽造し、警察に発見させたのだった。

ユニとロナが海外へ行って3ヶ月。
ダンテとソジンの婚約式が盛大に行われていた。

ケーキカットのその時、一台のヘリコプターが現れる。
風でめちゃくちゃになる会場。
ヘリコプターから降り立ったのはユンチョル。
そしてその背後から現れた女性をみんなに紹介した。

「妻のオ・ユニだ」

第3話 華麗なる転身

婚約式前日。
デビュー20周年公演に向けて、記者たちの前で歌を披露していたソジンは音を外してしまう。
ここのところ、喉の調子が悪いのだ。

婚約式当日。
ヘリコプターで現れたユンチョルとユニ。
二人は婚約式の行われているホテルに用事があって来たのだった。

祝いに水をさされたとユンチョルに殴りかかるダンテだったが、ユンチョルは変わっていた。
ダンテをねじ伏せ、そのまま”ジョンバイオ事業説明会”会場へと消えた。

ダンテはソジンの機嫌を取ろうとするが、ユニとユンチョルのことで頭がいっぱいのソジン。
そんなソジンの元にヘラパレスの新しい入居者がユンチョルとユニだったとマリからの電話が入る。
そのことで婚約式の当日だというのに、ダンテとソジンはお互いを罵り合う大喧嘩となる。

「あなたのことはもう信じない。自分で対処する」
とソジンは旅行の途中だというのにヘラパレスへと戻っていく。

引っ越し作業中のユニの元にソジンが突撃する。
怒鳴り散らすソジンに、家から出ていくように告げるユンチョル。
それでもソジンは出ていかず、ウンビョルが傷つくのが分からないのかとユンチョルに詰め寄る。
しかしユンチョルは、離婚後一切の連絡手段を絶たれたウンビョルの為にも、ヘラパレスに住むと毅然と伝える。

「君はチュ・ダンテと幸せになればいい。僕も幸せになる。ユニと」

怒りに顔をゆがませながら家を出ていったソジン。
レッスン室へと戻ったソジンは喉の調子が気になり、チョンア医療院へ。
検査の結果が告げられた。

「公演は中止に。深刻な声帯結節です」

第4話 代役探し

加湿、薬、喉を潤わしても、ソジンの喉は回復しないまま。
喉の調子が悪いことも記事に書かれてしまったソジンは、絶対に失敗出来ないデビュー20周年公演で影武者として歌う代役を探すようト秘書に指示を出す。

ヘラパレスに入居したユニとユンチョルを、サンアやマリは歓迎し、ヘラクラブへの入会も投票で決めてしまう。
ダンテとソジンは不快感をあらわにするが、ユンチョルはすでにギュジン、サンア、マリの三人にジョンバイオの非上場株を譲渡することで買収済みだった。

実はユニとユンチョルはそれぞれ復讐のため、ダンテとソジンに近づくための協力関係だったのだ。

20周年記念公演の影武者パク・ヨンランを見つけ出したソジン。
秘密保持契約書にサインをさせ当日を迎えた。

しかし、ソジンの影武者として歌ったのはパク・ヨンランではなくユニ。
ユニはアメリカで声帯回復手術を受け、ソジンによって失われた歌声を取り戻していた。

第5話 真の実力

ユニの引っ越しの当日、ユンチョルに食ってかかっているソジンの目を盗みユニはソジンの携帯に盗聴アプリを仕掛けていた。
ソジンの喉のことは盗聴していた為に知っていたのだ。
パク・ヨンランの正体がユニだったことを知ったソジンに、ユニは笑顔で言う。

「偽のソプラノ、チョン・ソジン」

ヘラクラブの5人はソジンの公演の成功を祝っていた。
フィナーレで出たハイFに別人のようでゾクゾクしたと絶賛するメンバーたち。
どれだけ褒められてもソジンの表情は曇っている。
会場で見た、とユニの名前が出て、ユニなんて来ていない!と怒りをあらわにするソジンの様子に、メンバーは疑問を感じつつ、お祝いはお開きに。

チョ秘書にユニを見張らせていたダンテは、ソジンとユニが公演で会っていたことを知る。
二人の間に何かがあったことを察してほくそ笑むのだった。

ソジンのサイン会やソウル大の同窓会など、ソジンを追い詰めていくユニ。
ソジンのユニへの憎悪、秘密を暴かれるのではないかという不安が高まっていく。

第6話 目的を果たすまで

引退したら秘密は黙っている。
そうユニに脅され、怒りと不安が入り乱れるソジン。

そんなソジンの姿に、ユニとの間に何かがあったことを察し、ダンテはト秘書と接触する。
ト秘書にカマをかけ、ユニがソジンの代役で歌ったことを知る。
密かにソジンの弱みをダンテは握った。
ト秘書を使い、秘密保持契約書などソジンの公演で代役が歌った証拠を手に入れた。

アメリカを出発する前、ユニはロナにミン・ソラ殺しの犯人は自分であることを告げていた。
「ロナを韓国には越させないで」
取り乱すロナをローガンに託し、ユニは帰国した。

ユニに脅迫を受け怒りに打ち震えるソジンの前に、アメリカにいるはずのロナがソジンの前に現れる。
チョンア芸高に復学するために戻ってきたのだった。
ロナはアメリカにいる間、エリザベスコンクールで1位を取っていた。
国際コンクールで受賞したものは復学できるというルールがあり、ロナはこの賞状を持って復学を要求していた。

チョンア芸高ではジェニが、ソッキョン・ウンビョル・ミニョクを中心としたメンバーからいじめを受けている。
それを見て、ソクフンが止めに入った時、その場にロナが現れる。

「あなたたち、いまだにこんなことをしているの?」

ロナの言葉に苛立ったミニョクが食ってかかろうとしたが、転倒してしまいミニョクは腕を骨折してしまう。
ロナが怪我をさせたとして保護者が呼ばれ、ユニはロナが帰国しておりチョンア芸高への復学を希望していることを知る。
ロナは芸高に戻り、チョンア芸術祭のトロフィーを取ることをユニに告げる。
トロフィーはユニの為ではなく、自分の為だ、と。

ミニョクの怪我はソッキョンを中心とするメンバーにより、ロナの仕業だと口裏を合わされてしまう。
これにより復学は絶望的となったロナだが、そのことをソジンに利用されてしまう。
復学を考えることをちらつかせながら、ユニの前でロナに告げる。

「学校に協力するという同意書を親からもらいなさい」

復学やミニョクの件の解決と引き換えに、代役の件は闇に葬られた。

ロナの復学を聞いて、ウンビョルは気が気ではない。
芸術祭のトロフィーなどのことではなくソクフンのことが心配なのだ。
家庭教師を味方につけたウンビョルは、家庭教師を通じてソクフンと密会を重ねていた。
ソクフンとウンビョルはお互いの親の結婚をぶち壊す計画を立てていた。

ダンテとのデートの為、ホテルで彼を待つソジンの元にユンチョルが現れる。
部屋に押し入ったユンチョルは、ソジンに無理やりキスをする。

そんな中、ダンテが部屋の鍵を開ける音がー

第7話 娘たちの複雑な心

ダンテが部屋に入る直前、ソジンはユンチョルをクローゼットに隠し、なんとかその場を逃げ切った。

ユンチョルとユニと共に、ヘラパレスで再び暮らし始めたロナ。
アメリカでローガンとミン・ソラの話をしていたロナは、芸術祭のトロフィーをミン・ソラのために目指していた。
トロフィーを獲得したその後は二度と歌わないつもりでー

「あなたの夢は私がかなえてあげる」

ソジンのアンチであるソン記者から、ダンテの元に記事が届いた。
昨夜ユンチョルとホテルの廊下で話しているところを写真に撮られていたのだ。
ダンテに問い詰められ、偶然会っただけだとユンチョルが説明したことで、事なきを得る。
しかしソン記者に写真を撮らせていたのはユンチョル。
ソジンとダンテの仲を引き裂き、憎み合わせる、それがユンチョルの狙いだった。

ウンビョルの家庭教師、チョ先生はローガンの仲間。
ロナの帰国をさせないように約束をしたと、とがめるユニにチョ先生もユニも約束を守っていないと答える。

「ローガンが言ったはず。ソッキョンたちの生みの親を捜せと」

ソッキョンたちの生みの親であるナ・エギョを捜すようユニはローガンから言われていた。
捜す理由はー見つければ分かるー

チョンア芸高に復学したロナ。
ウンビョルとソッキョンは手を組んで、ロナを追い出そうと企んでいる。
芸術祭予選の当日、ロナはジェニと共にトイレに閉じ込められてしまう。

仲間外れだから、と諦めるジェニに対して、ロナは予選に出ることを諦めず、トイレからの脱出を試みる。
ソクフンの助けを得て、脱出できたロナだったが、ソジンにいくら理由を説明しても信じてもらえない。
一緒にいたジェニに、ロナに自作自演を持ちかけられたと嘘の証言をされてしまう。
ジェニはウンビョルとソッキョンに予選を通過するために自分たち側に立ち、嘘の証言をするよう指示されていたのだった。

ロナは懲罰委員会にかけられることになった。

第8話 校内で起きたこと

懲罰委員会が開かれ、大人たちの前でロナはソッキョン、ミニョク、ウンビョルが不良だと主張する。
しかしソジンはロナの強制転校を告げる。

学校が言い逃れするなら、とユニは教育委員会へ苦情を入れると宣言する。
大人たちの言い争いが続く中、ジェニが現れる。

「ロナの話は本当よ」

ジェニは泣きながら自分が2年間仲間外れにされてきたと、円形脱毛症を見せ、泣きながら訴える。
ジェニに起きているストレス性の脱毛、逆流性食道炎の診断書をユニはソジンに提出する。
マリはその場に崩れ落ちた。

ジェニはロナが主張していた校内暴力の現場を撮影していた。
そのデータをユニは教育委員会へ提出した。

娘がいじめにあっていたことを知り、マリはミニョク、ソッキョンへの謝罪を要求する。
ギュジンを殴り、ダンテには契約破棄を申し出る。
ダンテとマリの間には秘密があった。

マリの夫はダンテの身代わりで刑務所に入っている。
娘にいい暮らしをさせるために。
それなのに娘の心をズタズタにされ、マリは今の自分は何をするか分からないとダンテを脅す。

自分の娘がいじめを受けたことで、自分たちがロナにしたことを反省するマリ。
許しを乞うマリにユニはジェニを守るために心を強く持つよう促し、協力を申し出る。

学校を守るため、ソジンはソッキョンを謹慎処分、そしてジェニとロナを本戦に出場させることを決定した。謹慎処分となったソッキョンは芸術祭への出場はかなわなくなった。
ウンビョルが難を逃れたことが許せないソッキョン。
たまたま拾ったウンビョルの携帯から、ソジンが父親を見殺しにした動画を発見する。
ソッキョンは芸術祭への出場、そして大賞を取らせるようソジンを脅す。

「なぜ逃げたんですか?助けもせずに」

第9話 弱みを握られた時

いじめが発覚して怒り心頭のマリは、ソッキョンの謹慎だけで済ませたソジンに食ってかかる。
マリの要求は加害者全員の処分。和解も例外もない。
コケにされ腹を立てたギュジンはマリの弱点を調べることにした。

スキャンダルが原因でダンテの会社の株価は暴落。
チョンア財団との合併を焦るダンテは秘密保持契約書を財団の倫理委員会に匿名で送り付けた。

公演で代役を使った事実を知った継母から、ソジンは理事長の退任を要求される。
継母は実の娘である妹のソヨンを後任にすると告げた。

マリ湯にはサンアとギュジンが来ていた。
娘に秘密にしているマリだったが、働いている姿を撮影した写真をジェニに見せるため補佐官に届けさせたとギュジンは笑う。

玄関に届けられた写真をジェニが見る直前で、機転をきかせたユニが回収したことでマリの秘密は守られた。
ほっと一安心するマリの元に刑務官から夫が囚人同士でけんかをして病院にいると電話が入る。
夫は問題を起こすはずのない出所間近の模範囚。
チュ・ダンテが手を回したのだ。

倫理委員会への匿名の投書がユニの仕業だと勘違いしたソジンは、ユニの家に赴き食って掛かる。
ユニを守るユンチョルの姿に、ユニへの怒り、ユニと手を組んでいるユンチョルへの怒りが爆発する。
ソジンは部屋に戻るとダンテに合併を急ぐよう伝えた。

合併だけでなく、結婚も先延ばしにせず芸術祭が終わったら一緒に住もうとソジンに持ちかけるダンテ。
すべてはダンテの思うままにことが進んでいく。

第10話 運命の芸術祭

弱みを握って脅してきたギュジンに対して怒り心頭のマリ。
意地を張っても傷つくだけなので、そろそろ和解することをユニは提案する。

マリは和解を申し出る。
ソッキョンの芸術祭出場を認めるが、その代わりにユニを保護者委員会に入れてほしいと条件を伝える。
芸術祭の審査員の選出も保護者会員会に一任することを求めた。

芸術祭7日前、それぞれトロフィーを目指し練習は佳境に。
ロナが大賞を取ったら自分たち親子はおしまいだ、とソジンはウンビョルに言う。

「ロナに勝ちなさい。殺してでも」

芸術祭前日、JKINGホールディングスとチョンア財団の合併が発表され、チョンアグループが誕生した。
ダンテはソジンにチュ・ダンテ・ビレッジの構想を話すが、ソジンは浮かない表情のまま。

運命の芸術祭当日。
声楽部門の最初に登場したロナ。
伴奏の音程が練習より高音で戸惑うが、見事に歌いきった。
伴奏者は、ウンビョルに頼まれたユンチョルに買収され、音程を高く伴奏するという妨害工作をしていたのだった。
歌いきったロナに精神が乱れたウンビョルは1錠で十分な精神安定剤を大量に服用し、音程を外してしまう。

ソッキョンはウンビョルの目を盗み、ウンビョルの携帯を手に入れる。
ソジンに「この中に証拠がある」とウンビョルの携帯を見せる。
前理事長である祖父を、母であるソジンが殺した証拠をウンビョルが持っていたとソジンに伝える。
誰が大賞であれ、自分の名前を呼ぶよう、ソッキョンはソジンを脅迫する。

審査中、ロナとソクフンが話している姿を見たウンビョル。
授賞式に向かうロナを罵る。

大賞が取れるとでも思っているのか。母であるソジンがそうはさせない、とー

ロナは冷静に話した。
25年前の芸術祭で、ソジンがユニからトロフィーをかすめ取ったこと。
ユニの首を傷つけたこと。
そのせいでユニが進学もトロフィーも夢も奪われたこと。
ユンチョルが伴奏者を買収したこと。
それを頼んだのがウンビョルであること。

それでもトロフィーは譲れないとロナが会場に戻ろうとした時、ウンビョルはパニックを起こし幻覚に襲われる。
そしてロビーに飾られていたトロフィーを手に取り、ロナに襲いかかる。
外へと逃げるロナだったが、トロフィーで切りつけられ、階段から転落してしまう。

会場では受賞者の発表が行われていた。
ソジンが大賞の名前を確認すると、そこに書かれていた名前はペ・ロナ。

ソッキョンの言葉が脳裏をよぎる。
ソジンは悩んだが、ロナの名前を発表した。

第11話 全員のアリバイ

大賞としてロナの名前が発表され、会場が拍手で包まれる中、守衛が慌てた様子で叫びながら会場に駆け込んできた。

「大変です。そこで…人が死んでます」

階段に倒れている血まみれのロナ。
頭にはトロフィーの羽が突き刺さっている。
ユンチョルに助けを求めるユニだが、ロナは脈もなく息もしていない。

他殺の可能性を考え、マリは警察の到着まで誰も外に出られないように校門を閉めるよう、警備員に促した。
しかし突然火災報知器が鳴り、学校はパニックになった。

警察、救急車が駆けつけ、ロナは病院へ運ばれる。
そんな中マリは階段でペンダントを見つける。
それはウンビョルのペンダント。ソジンは証拠かもしれないとマリからペンダントを取り上げ、ハンカチで包みポケットへとしまい込んだ。

その頃ウンビョルは自宅へ戻っていた。
泣きながらドレスを脱ぎ、血に塗れた手を洗うウンビョル。

警察が現場検証をするも、大勢の人に荒らされて、痕跡や証拠は特定できない。
生死の境をさまようロナを想い、捜査に協力させると全員の足を止めさせるユンチョル。
全員のアリバイが確認されていく。
ウンビョルの姿が見えないと指摘されたソジンは、体調が悪くて帰ったとその場をごまかす。

ダンテは全員のアリバイを確認している最中、ソジンのポケットからハンカチにくるまれたネックレスを盗んでいた。
マリからソジンが慌てて取り上げているところを見ていたのだった。
そのネックレスがウンビョルのものだと知り、ニヤリと笑った。

ウンビョルは夜中にこっそりと家を出て、血の付いたドレスを海に捨てようとしていた。
それをソジンに見つかってしまい、自分がロナを襲ったことを告白する。
何もかも終わったと泣き、自首するというウンビョルに、ソジンは「あなたを守る」と約束する。
血の付いたドレスを燃やすソジン、ウンビョル母娘。
残る証拠は凶器のトロフィーだけとなった。

ロナは一命をとりとめ、一時的に意識が回復したが、再度昏睡状態に陥ってしまう。
脳の損傷が激しく厳しい状況のため、心の準備をするよう医師は言った。

ソジンはウンビョルに睡眠導入剤を飲ませ、何も考えずに眠るよう促す。
携帯の行方を気にするウンビョルに、念のために捨てたと告げたが、携帯はソジンの手の中に。
データを確認するとその中にはやはりソジンが父を見殺しにした瞬間が動画で残されていた。

これまでのウンビョルの言動を思い出し、SIMカードを抜いたソジンは、涙を流しながらカードを破壊した。

第12話 誰に罪を着せるか

韓国に戻ってきたローガンにチン先生は早朝のソジン・ウンビョル母娘の怪しい動きを報告する。

捜査の隙をついて、ウンビョルのロッカーから凶器のトロフィーを持ち出そうとするソジン。
証拠を探しに学校に忍び込んでいたユニとマリにその姿を見つかってしまう。
一つずつロッカーをこじ開けていくユニとマリ。
ユニにウンビョルのロッカーをこじ開けられ、観念したソジンだったが、そこにトロフィーはなかった。
血の付いたトロフィーはソッキョンのロッカーに入っていた。

トロフィーを移動させたのはウンビョルから電話で事情を聞いたユンチョルだった。
ソジンはウンビョルを守る為、誰かを犯人に仕立て上げるようユンチョルに協力を求めた。

警察に連行されるソッキョン。
しかしトロフィーにソッキョンの指紋はなく、授賞式直前のアリバイも証明され、ソッキョンは釈放された。
授賞式直前、ウンビョルのアリバイがないこと、現場にあったネックレスをソジンが持ち去ったことを知ったユニ。

ウンビョルを疑うユニにおびえるソジンはユンチョルに助けを求める。
ユンチョルは葛藤の末、ウンビョルを守ることを選び、守衛のパクを買収して、自首させた。

ロナの意識が回復することに恐怖を覚えるソジン。
ロナを殺してでもウンビョルを守ると涙を流しながら伝えてくるソジンにユンチョルも涙を流すしか出来ない。

ユニは自首した守衛のパクの元に来ていた。
「ロナになにかあったら許さない。あんたを殺してやる」
泣き叫ぶユニの姿にユンチョルは心の中で語りかける。

「すまないユニ。お前との縁もここまでのようだ」

ユンチョルは再びユニを裏切る決意をした。

ロナの病室に現れた怪しい人影。
誰もいない病室でロナは呼吸器を外され亡くなった。

ロナの墓の前で自殺しようとしたユニはローガンに止められる。
ローガンは真犯人はウンビョルだとユニに告げる。
「死ぬのは娘を殺した真犯人を暴いてからだ」

ペントハウスにスリョンに生き写しの女が訪れる。
「シム・スリョン?」と訝しげな表情を浮かべるダンテに女はキスをして微笑む。

「元気だった?久しぶりね、チュ・ダンテ」

第13話 生き写しの女

ウンビョルのネックレスからロナのDNAと一致する血痕が出たことを知り、ダンテは笑みを浮かべる。

ユニとユンチョルの二人で見送ることとなったロナの葬儀の日。
ユンチョルはソジンから連絡を受ける。
「ウンビョルの様子が変なの。今すぐ家に来て」
ユンチョルはユニに嘘をつき、ウンビョルとソジンの元へ向かった。

ロナの幻影、幻聴にとらわれ、ウンチョルは精神状態が大きく乱れていた。
「頭の中からロナを追い出してよ」
泣き叫ぶ娘の姿に、ユンチョルとソジンは、臨床試験中の記憶を消せる薬をウンビョルに投与することを決意する。

ロナの墓の前でウンビョルが真犯人だとローガンに告げられたユニ。
自分が復讐しようとしなければロナは生きていた、なぜ韓国にロナを来させたのかとローガンに詰め寄るユニだったが、ローガンからロナが韓国に戻った理由を聞くこととなる。

ロナが韓国に戻った理由、それはー
ーソラの夢を代わりにかなえたいー
ー芸術祭で大賞を取ったら、ソラがユニを許してくれるかもしれないー

ロナはソラのため、ユニのために、危険を承知で韓国に戻ってきていたのだった。
それを知っても死にたいなら勝手にしろ、と告げた上でローガンはユニに伝える。

「だけど忘れるな。ロナの死にはハ・ユンチョルも関わっている」

娘の犯行を知っているユンチョルが協力していると信じたくないユニはユンチョルにロナの葬儀に来るまで待つとメールをする。
しかしウンビョルの元にいるユンチョルはユニの元を訪れることはなかった。

ペントハウスに現れたスリョンに生き写しの女はダンテの前妻ナ・エギョ。
ソクフン、ソッキョンの実の母親でもあるエギョは、20年もの間スリョンのふりをしていた。
エギョは子育てには興味はないが、ナ・エギョとしてペントハウスで暮らしたいとダンテに訴える。

ダンテはソジンの弱みを握ったことをエギョに話す。
ソジンの弱みに興味を示すエギョに、ダンテはロナをウンビョルが殺したことを話す。
このことはチョンアグループをまるごと手に入れる好機だと話すダンテにエギョは微笑む。

「ついにチュ・ダンテ ビレッジが完成するのね」

それまでは身を隠すようダンテはエギョに頼む。
ヘラパレス以上のペントハウスに住めるとごきげんのエギョと満足そうなダンテ。
その時、ペントハウスに子どもたちが帰ってきた。
エギョは子どもたちを見ることもせずにペントハウスの隠し部屋から出ていった。

ユニは芸術祭の時にロナの伴奏者を買収したのがユンチョルだったことを知る。
ローガンにユンチョルの居場所を聞き、ウンビョルの病室へと赴く。
ウンビョルの元でソジンと一緒にいるユンチョルを見て、怒りと憎しみを募らせるユニはトロフィーを持って病室に入ろうとしたところ、口元をハンカチで抑えられ誰かに連れ去られてしまう。

ユニはローガンの元に連れられてきていた。
そこでチンから事件当夜のソジン母娘の写真を見せられる。
そして、この日捨てられたドレスと同じドレスをソジンが別の店で作らせた証拠も。

怒りに身を任せ、ソジン、ユンチョル、ウンビョルへの殺意にとらわれるユニをローガンは制する。
スリョンとソラの恨みを晴らせるのは、二人に借りのあるユニだけ。
そのためにもソクフン・ソッキョンの実の母であり、ダンテの秘密を握る女、ナ・エギョを捜すよう告げる。

2年前、ナ・エギョは韓国を立つ前に、ローガンに電話で接触してきていた。
だがそれ以降エギョは姿を消していた為、ローガンはエギョを搜している。

エギョはダンテの秘密を握っている。
電話でエギョが言っていた言葉、それはー

「チュ・ダンテがシム・スリョンに何をしたか。あいつがどんな人間か。今日でなきゃ話せそうにない」

第14話 プライドの崩壊

意識を取り戻したウンビョル。
ロナの大賞受賞も、ロナの死も、記憶からすっかり消えていた。

マリ湯に客として来店したサンア。
マリを見下し顎で使うような態度をしていたところ3ママが現れる。
3ママの信頼を受けているマリは形勢逆転した。

ソッキョンからロナを殺した真犯人がウンビョルだと聞いたソクフン。
ソクフンは芸術祭当日ウンビョルが逃げるように学校を出る姿を目撃していた。
ソクフンは真相を知るため、ウンビョルと付き合うことにした。

ダンテ、ソジン、ギュジン夫妻の4人でのランチ会。
ギュジンがソジンと撮った写真をSNSに投稿するとたくさんのコメントがついた。

「偽のソプラノ」
「チョン・ソジンは詐欺師」
「裏切り行為」

20周年記念公演で影武者を雇っていたことが報道され、ソジンを非難する世論が殺到する。
マスコミが騒ぐため取り調べの可能性があり、グループの株主からも代表の辞任を要求されるソジン。
ユニが歌ったことを、ユニより自分が劣っていることを絶対に知られたくないソジンは、ひざまずいてユニに謝罪する。
25年前から負けていたことを認めたのだった。

ソジンは引退記者会見を開き、事実を認め謝罪し、引退を宣言した。
会見を見たウンビョルはソジンを罵倒する。

「もう私に命令しないで。指示されるのはうんざりよ」

ウンビョルさえ無事なら。
娘のためなら何でもできる。

歌えなくなったことに涙を流しながらも、ソジンはウンビョルの母親として耐えていた。

その頃ダンテはウンビョルのネックレスを片手に、マスコミをあおってもっと記事を書かせるようチョ秘書に指示していた。
ウンビョルの入院理由を知り、さらに弱みを握ったと破顔するダンテだったが、チュ・ヘインの土地の名義はユニに変更されていることを知る。

ダンテに自宅に呼び出されたユニは、約束の時間より1時間早く家へ行き、書斎の隠し部屋へと侵入する。
隠し部屋のさらに奥の通路に進むと、そこにはエレベーターがあった。
エレベーターから出るとそこは駐車場。
駐車場に出たユニの目の前にはナ・エギョがいた。

第15話 誰かを守るためのうそ

自宅に戻ってきたダンテはユニが書斎で待っていることを家政婦から聞き、急いで書斎へと向かう。
しかしユニはすでに秘密の通路から駐車場へと出ていた為、会うことはなかった。
不審に思うダンテに、ソクフンがユニが急用で帰ったと告げる。
ソクフンはユニに誤魔化しておいたことを電話で伝えた。

一方秘密の通路からはエギョが訪ねてきていた。
江南のビルの売買契約書を持ってきていたのだった。
このビルの所有権の半分は自分にある為、きっかり半分はもらう、お金以外は何も信じないと笑うエギョ。

売買契約書をダンテに渡し、ヘラパレスをあとにするエギョにユニは接触する。
ユニはエギョの携帯に盗聴アプリを仕掛けた。

家に戻ったユニにユンチョルは離婚を告げる。
ウンビョルを守るため、そしてユニ、ロナへの罪悪感のため、ユンチョルはユニと一緒にはいられなくなった。

実の娘ソヨンを理事長にすべく、ソジンの継母は緊急理事会を招集した。
継母に加えて、チョンアグループも怪しい動きをしていた。
ソジンサイドの株主も離反していること、ダンテが大株主に会っていたこと、そしてソジンの代役をユニがつとめていたこともダンテが知っていたことをト秘書はソジンに告白した。

ユンチョルが家を出たことを目撃したマリはマリ湯へユニを連れだしていた。
一緒にお風呂掃除をしたユニにジャージャー麺を食べさせる。

「たとえ夫や子を失っても、あなたはおなかを満たしていいのよ」

マリはユニに生きる気持ちを戻させた。

クラスメイトたちから、事件の直前の行動を問い詰められ、記憶が少しずつ戻りつつあるウンビョルだったが、気を失い倒れてしまう。
ソクフンはそんなウンビョルに優しくするふりをして、事件当日のことを思い出させようとする。

ユニは、頼れるのはオッパしかいないとギュジンを呼び出していた。
ユンチョルとソジンの関係をギュジンに伝えることで、彼がダンテに二人の関係を話すことを見越していた。

ユニの思惑通り、ギュジンはすぐさまダンテに二人の関係を伝えたのだった。

第16話 思い通りの策略

ソジンはユニが代役だったことをダンテが知っていたと聞き、ダンテの狙いがチョンアグループを手に入れることだと気付く。
そんなソジンは学校から帰ってきたウンビョルに事件当日のことを尋ねられ、急ぎユンチョルに連絡をする。

ジョンバイオに赴きユンチョルと会うソジンだったが、ユンチョルがニューヨークで襲われていたこと、手をダメにされたことを知り憤慨し、ダンテに破談を申し出る。
その翌日ソジン宅に警官が訪れた。
ウンビョルが容疑者であること、守衛のパクも嘘の供述をしたと自白したこと、ユンチョルも連行されたことを告げられ、証拠のネックレスを見せられたソジンは、自分がロナを殺した、パクを買収したのも自分だと警察に自白した。

そこへダンテが現れた。
警官は、ダンテに雇われていた偽物。先程の自白は録音されていた。
自白の音声を警察に持っていくか、それともユニに送るかとダンテに脅されたソジン。

破談にするならユニに伝える。
ユニに伝えたら、ソジンとウンビョルはどんな目に遭うか。

笑いながらユニに電話をしようとするダンテに、ウンビョルを守るためソジンは従うしかできなくなった。
ダンテは半月後の結婚式を決め、ユンチョルも含めた招待客へと招待状を送りつけた。

ユニはペントハウスに訪れていた。
ダンテに呼び出された理由はヘインの土地の権利の話。

ヘインの土地があるチョンス地区は再開発の予定もない、何の価値もない土地だと言うダンテに、そんな土地にチョンアアートセンターを建てているのはあなただとユニは言い返す。

子供が死んだのにまだ物欲があるのかと言い放ったダンテにユニは言った。

「今までは娘を育て上げるのに必死でしたが、今はその娘もいないから、目標を変えました。
本当のお金持ちになりたいんです」

ダンテとソジンの結婚に、ウンビョルとソッキョンは大反対。
ソジンも破談を再度申し出るが、ダンテは暴力と高圧的な態度でソジンをねじ伏せる。
ソジンをドレス店に連れていき、結婚式で着るドレスを無理やり試着させるダンテは、芸術祭当日のことを思い出していた。

ダンテは血に濡れた手をトイレで洗い、素知らぬ顔で会場に戻っていた。
そして石階段で血まみれになって倒れるロナに、一同がパニックになっているところ、非常ベルを鳴らしたのだった。

「ペ・ロナ おかげで首尾よく進んだ」

ドレス店の試着室からソジンはト秘書に連絡をしていた。
密かに海外へ逃亡することを企てたが、二人のパスポートはダンテの手の中にあった。

エギョの会話を盗聴し、彼女とダンテとの関係にローガンは違和感を覚えていた。
2年前のエギョはダンテから逃げようとしていたからだ。
そしてダンテもエギョを疑っていた。
2年前の裏切りの真意、何を企んでいるのかを問い詰め、射撃場でエギョに銃口を向けた。

揉み合いになった二人。放たれた銃弾が照明を壊し、二人に向かって落ちた。
ダンテは出血したため錯乱状態になり、意識を失ったエギョの首を締め上げる。
そこに現れたローガンがダンテを気絶させ、エギョを抱き上げその場から連れ去った。

第17話 偽りの結婚への道

ローガンとユニはエギョに、ダンテを捨て自分たちに協力するよう持ちかけるが、エギョは聞く耳を持たない。
そんなエギョの前でユニはソクフンに電話をかけ、ソクフンの声を聞かせる。
ソクフン、ソッキョンに会わせてあげると持ちかけるユニだったが、私に母性などないとエギョは一笑に付す。

ダンテの元に戻ったエギョは「あなたが裏切らない限り私も裏切らない」とダンテに言ったが、ローガンとユニのことは一言も伝えなかった。

ダンテの元からウンビョルのネックレスを取り戻そうとするが敢え無く失敗するソジン。
挙句の果てにネックレス以外にもカードはたくさんあることをダンテはちらつかせる。
ソジンはウンビョルのため、ユンチョルのため、自分が犠牲になることを選んだ。

ソジンは結婚式の前にウンビョルを連れて海外へ行くようユンチョルに促す。
娘まで捨てるのかと絶望するユンチョル。
ウンビョルを守るため、ユンチョルに守ってもらうために、ソジンが取れる方法はこれしかなかった。

チョンア芸高ではチョンア財団の緊急理事会が開かれていた。
ソジンの解任案の決を採るためだった。
結果は解任賛成5票、解任反対6票。
継母とソヨンの思惑に反し、反対票が上回り、ソジンの解任は否決された。
前理事長が生前、ソジンを支えるよう役員6人に言い残していたのだった。

ユニとローガンは、チョンス地区再開発の噂を不動産屋を通じて広めた。
噂を聞きつけたマリ、ギュジン・サンア夫妻はチョンス地区の土地を購入する。
情報が漏れていると報告を受けたダンテは、エギョにユニを片付けるよう電話で伝える。
しかしその時エギョはユニと一緒にカフェにいた。
ユニが約束を守れる人かどうかを確かめるために。

ユニはソクフンとソッキョンを呼び出していた。
二人に実の母親が生きていることをユニは伝え、エギョの写真を見せる。

スリョンと瓜二つの実の母親は今も生きている。
望むなら会わせてあげる。
そう言われてもソッキョンは激しく拒否をする。

「私の母親は一人だけよ」

二人の様子を見て涙を流していたエギョだったが、ユニが振り返ると既に姿を消していた。

第18話 母と娘の絆

帰宅したソクフンとソッキョン。
ソクフンはソッキョンにスリョンを殺したのは父ダンテかもしれないと告げる。
母スリョンを殺したのがダンテなら絶対に許さないと、ソッキョンは怒りの涙を流した。

エギョの会話を盗聴しているユニとローガンだったが、彼女の本心をが分からなかった。
エギョはユニ名義の土地は自分にまかせるかわりに、チョンス地区の土地の70%は自分の名義にするようダンテに告げる。
離婚するまでの間、ということでダンテも了承した。

ユニもローガンもダンテも気付いていない。
エギョのタトゥはシャワーで流れる偽物、そして髪もかつら。
エギョだと思っていた女性は、実はスリョンなのだ。

ユンチョルはソジンとの結婚は許さないとダンテの会社へ乗り込むが、ウンビョルの犯行を知っていると告げられる。
ユンチョルはソジンがすべてを背負う覚悟をしたことを知った。
ダンテがウンビョルの犯行の証拠となるネックレスを持っていることを知る。

ウンビョルを連れて出国するよう、ユンチョルにソジンは懇願する。
結婚式の前日、ユンチョルとウンビョルはカリフォルニアに向けて出発するも、空港に向かう道中、ユンチョルはロナ殺人の容疑で逮捕される。
パクがユンチョルに買収されたことを白状したのだ。

ユンチョルが同行されたとチョ議員から連絡が入り、ダンテはニヤリと笑う。
チョ秘書にユンチョルの始末を任せた時、ダンテは思い出していた。
ロナの病室に忍び込み、呼吸器を外した日のことを。

連行されながらユンチョルはタクシーで空港に行き一人で出国しろとウンビョルに告げる。
しかしウンビョルは空港に向かうことはせず、ソクフンに助けを求めた。
ソクフンが運転するバイクに乗るウンビョル。
バイクが車と接触しかけた時に、頭を強く打ち付けた衝撃でウンビョルは芸術祭の日のこと、自分がロナにしたことを思い出した。

ヘラパレスではダンテとソジンの結婚式が執り行われていた。
笑顔のないソジンの不幸な結婚式。

「今頃気付いてごめんなさい 愛してたわ ハ・ユンチョル」

第19話 頭から離れないメロディー

ダンテとソジンの結婚式。乾杯の音頭を取るギュジンの元に知らせが入った。

「ハ先生がロナを殺した真犯人?」

テレビをつけるとユンチョルがロナ殺しの真犯人として逮捕されたと報道されている。
驚きを隠せないヘラクラブの面々。
激しく同様するソジンにダンテは笑顔で耳打ちした。

「結婚の贈り物だよ。君にサプライズを用意した」

ロナ殺しの犯人として逮捕されていた警備員のパクは、ユンチョルに買収されたことを自白していた。
それはダンテがチョ秘書を送り込み、パクを痛めつけ自白の強要をしていたからだった。
娘を守るため、ウンビョルの罪をかぶることにしたユンチョルは殺人容疑を認めた。

ソジンは結婚式を飛び出し警察署に面会に来ていた。
ユンチョルはソジンにウンビョルを守るよう願いを託した。

帰宅したソジンはウンビョルの様子に戸惑う。
芸術祭の日のことを全て思い出したウンビョル。

ソジンがダンテと結婚したこと、ソクフンが真実を知るために嘘をついていたこと、ロナに自分がしてしまったこと、そして自分の記憶を両親が消し父ユンチョルが自分の罪を被ったこと。

すべてのことが彼女を追い詰め、ウンビョルは自分を責めて手首を切ろうとする。
全力でウンビョルを止めるソジンにウンビョルは泣きながら、自分の本当の気持ちを吐露する。

本当は怖くてたまらない。
警察に逮捕されて自分の人生が終わってしまう。

お父さんとお母さんが必ず守ると約束するソジンにウンビョルは芸術祭の日のことを話す。

ウンビョルがロナを切りつけ、ロナが階段を転落した時に誰かの携帯の着信音が聞こえて我に返ったこと。
怖くなってその場を離れたこと。
肩を切りつけただけで死ぬとは思わなかった、と泣くウンビョル。

ロナは頭を刺されて死んでいる。
ロナを殺したのは、ウンビョルではない。

翌日ペントハウスに戻ったソジンは、新婚初夜から家を空けたことをダンテに咎められる。
ダンテに反発したソジンだったが、ダンテに折檻部屋へと連れて行かれてしまう。
激しくいたぶられた挙げ句、ソジンはトイレとベッドだけある隠し部屋に閉じ込められる。

チョンアグループの株式譲渡書にサインするまでは出られないと思えと吐き捨て、ダンテは扉に複数の南京錠を掛ける。

「この私を裏切ってハ・ユンチョルなんかと?
私にしたことを何倍にもして返してやる」

第20話 芸術祭の夜の真相

ユニはユンチョルの面会に訪れていた。
離婚届を提出すること、ロナがユンチョルの実の娘だったという事実を告げた。

チョンス地区27番地、スリョンの家具会社ジャコモにエギョを連れてきたダンテ。
全ては計画通りに進んでいると上機嫌なダンテは、エギョにウンビョルのネックレスを預ける。

「チョン・ソジンの弱みだ」

ロナの事件の証拠品を預けられたエギョは、ダンテに探りを入れる。

芸術祭の日、ダンテは電話を受けて会場から外に出ていた。
マ・ドゥギからの電話に出るためだった。

そこで大賞がロナであることを知り、ユニ母娘への苛立ちを募らせる。
憤慨しているダンテにエギョからの着信があり、着信音が鳴り響く。

ードヴォルザーク 交響曲第9番 新世界交響曲 4楽章ー

ウンビョルが聴いた着信音はダンテの携帯のものだった。

ダンテは逃げていくウンビョルと階段に倒れるロナを見つける。
助けてくれと頼むロナを見下ろし、ソッキョンに大賞とソウル大の推薦状を渡すため、ロナの頭へトロフィーの羽を突き立てた。

スーツは血で汚れたが、チョ秘書に持ってこさせた一番似た服に着替え、犯行の様子が映る防犯カメラもチョ秘書がデータを消した。
そしてロナが発見された後、防犯ベルを鳴らし、現場をめちゃくちゃにしたのもダンテだった。

エギョの探りをかわすダンテ。
ロナもミン・ソラ同様、役に立ったと笑うダンテを横に、エギョは自分のスマホを見つめる。

ー聞いてる?オ・ユニー

エギョは、ユニに盗聴アプリを仕掛けられていることを分かった上で、ダンテがロナを殺した真犯人であるとユニに聞かせていた。

ソジンが閉じ込められている部屋の南京錠を破壊して、扉を開けたのはソッキョンだった。
このままだとスリョンのように、ここで死ぬことになるかもしれないとソッキョンに言われたソジンは、部屋で眠るダンテの顔に殺意を持ってクッションを押し付けようとした。

その時、ダンテの携帯が鳴り響く。着信の相手はエギョ。
着信音にソジンはハッとする。
それは、ドヴォルザーク 交響曲第9番 新世界交響曲 4楽章。

階段にダンテがいたことを確信するソジン。
自由のない部屋に連れ戻されたソジンは、スマホを見ていて気付く。
芸術祭の夜、ダンテのスーツが途中で着替えられていることに。
そしてト室長に電話をして、着信画面で名前を確認したナ・エギョを捜し、エギョとダンテの関係を調べるよう指示をした。

ジャコモの競売が行われ、エギョが相場をかけ離れた金額の500億ウォンで落札する。
ローガン競売会場に赴いており、エギョと接触をしたが、金に汚い姿を見せるエギョに辟易としていた。
その後ローガンはホン秘書から受け取ったエギョの監視報告の写真に写っていた、ソラの遺灰の入ったネックレスに気がつく。
エギョはいつもそれをバッグにつけていた。

エギョがスリョンだったことを確信したローガンはダンテの別荘へと駆けつける。
スリョンを強く抱きしめるローガン。
エギョとして拒否するスリョンだったが、ローガンの言葉に涙を流す。

「すまない。気付くのが遅くて」

第21話 母親なら何でもすべき

ダンテの元に、チョ秘書がローガンがエギョに接触している写真を持ってきていた。
そんなダンテにエギョから別荘に来るよう電話が入る。
ダンテが別荘に到着すると、エギョがローガンを押さえつけている。
ダンテの指示で、ローガンはチョ秘書たちに取り押さえられ、倉庫へと連れて行かれた。

移動の途中で、ローガンの仲間によりローガンとチョ秘書がすり替えられ、ローガンは無事に逃げることができた。
エギョの仕業を疑いエギョに電話をするダンテだったが、エギョは電話に出てローガンはどうなったかを尋ねてくる。
エギョの差し金ではなさそうだと電話を切るダンテだったが、エギョ…スリョンの元には再びローガンが来ていた。

ダンテを別荘に呼んだのは、ローガンとの接触を知り疑い始めているダンテを信用させるため。
スリョンは全てをやり遂げるまでは、ユニにすら正体を知られたくないのだ。
スリョンは計画の遂行を目指していた。

ソクフン、ソッキョンの協力で、ソジンはペントハウスから脱出していた。
秘密の通路から駐車場に出るとそこに待っていたのはユニ。
ユニとソジンは車で湖畔に向かった。
ソジンはロナを死なせたのはウンビョルであることを告白しユニに謝罪する。
そして事件の背景にダンテがいることを話し、真犯人を捕まえるためにはユニの協力が必要だとユニに助けを求めた。

ソクフンの元に入った一本の電話。その相手はロナ。
急いでロナの元に駆けつけ、ロナを助けてくれたのはスリョンであること、ロナを襲ったのはダンテであることを聞く。
そして病室に訪れたスリョンとソクフンは涙の再会を果たす。

エギョは、ダンテがソジンを脅して用意させた500億ウォンでチョンス地区27番地の契約を完了させる。
契約を済ませたユニとエギョ。
エギョはダンテを確実にしとめる計画があるとユニに伝え、ウンビョルのネックレスを渡す。

「母親なら何でもすべき」

と立ち去るエギョの言葉に、エギョの正体がスリョンであるとユニは気付く。

スリョンが襲われたあの日。
ペントハウスに向かう途中、スリョンはエギョと会っていた。
家政婦ヤンからの電話で子どもたちに危険が迫っていることを知ったスリョンが、エギョにそのことを電話で伝えていた。

ダンテから逃れて出国する前に「最後に子どもたちの顔が見たい」と頼むエギョの願いから、スリョンとエギョは入れ替わった。
そしてペントハウスに向い、エギョはダンテに刺殺され、チュ秘書に見つかったスリョンはエギョと間違えられたまま捕まっていた。

ペントハウスに向かう前、別れ際にエギョはスリョンに言葉を残していた。

「ソクフンとソッキョンはあなたが面倒を見なきゃ
あなたが本当の母親よ」

スリョンはエギョの死を無駄にしないことを誓った。

第22話 夢の土地

政府からチョンス地区の再開発が発表され、大喜びの面々。
そしてチョンス地区の70%を手に入れチュ・ダンテビレッジの完成が目前となったとほくそ笑むダンテの元にユニが現れる。
やってきたユニはある書類を持っていた。

それはチョンス地区27番地の契約を解除する旨の記載された「不動産売買契約解除証明」。
エギョの裏切りを知ったダンテはエギョを捕まえるが、ローガンの助けによりエギョはダンテの元を逃れた。

その日の夜、エギョは「カネを持って倉庫へ来い」というダンテからのメールを受け取り「機は熟したわ」と倉庫へ向かう。
倉庫につく直前、エギョは背後から車にはねられる。
「チュ・ダンテに殺される。助けてください」と電話するエギョを、車から降りてきた男が捕まえ、袋に詰め込みトランクへと押し込む。
そしてそのままペット火葬場へと向い、袋ごと火葬する。

翌朝酷い二日酔いで目を覚ましたダンテの元に、礼状を持った警察がやってきた。
エギョ殺人および死体行きの容疑で逮捕されるダンテ。

ダンテが昨夜どこにいたかと警察に問われたソジンは、部屋が別なのでどこにいたか分からないこと、酒に酔いかなり興奮していたこと、《ナ・エギョ》という人物を搜していたことなどを伝える。

家宅捜索の結果、暖炉から手袋・雨がっぱ・靴が出てくるが、ダンテは見に覚えがないと必死の抵抗をする。
しかしソジンが「朝泥だらけの足跡があって変だと思った」と玄関付近を指し示す。

「本当にあなたが殺したの?双子の本当の母親なのに?」

ソジンの言葉にダンテは驚く。
エギョが双子の母親だと、彼女が知っているわけはないのだから。

倉庫とペット火葬場の前の防犯カメラにはダンテの車が映っており、状況証拠は揃っている。
そしてソジンはダンテのアリバイを証言しなかった。
それに加えて、ヘラパレスの防犯カメラには映らない秘密の通路があることを警察に明かす。
警察が隠し部屋を調べると遺骨が見つかった。

警察署にはユニが証人としてやってきていた。

「ナ・エギョを殺すというのを確かに聞きました」

昨日ペントハウスでダンテに会った時にエギョへの怒りをあらわにしていたこと、恐ろしい形相だったので念のために録音していた、とダンテの声の録音を証拠として提出した。

録音されていた音声、それはー

「私のカネを持ち逃げしたな 殺してやる ナ・エギョめ」

こうして、ダンテによるエギョ殺人の動機、証拠が揃った。

別荘にも警察による捜査が入り、地下に監禁されていたスリョンとロナが発見された。

第23話 協力作戦

ダンテの別荘を捜索した警察は、あちこちに飾られているソジンの写真や数々の証拠を押収する。
そして地下室に監禁されていたスリョンとロナを救出した。

全てはスリョンの計画通りだった。

ダンテが連行される前日、ユニは自分の指示に従えばダンテを破滅させられる、そうソジンに計画を持ちかけていた。
ウンビョルとユンチョルの濡れ衣も晴らせる、協力すればネックレスも取り返せる、そんなユニの言葉にソジンは協力することを決めた。

ソジンはダンテの酒に睡眠導入剤を混入させ彼を眠らせた。
ダンテが眠りに落ちたことを確認したソジンは、ダンテの携帯からエギョにメッセージを送り、そしてダンテの服、靴、車の鍵を持って秘密の通路から駐車場に出ると、それらをユニに手渡した。

ダンテの車に乗り込んだユニはカーナビのSDカードを抜いてから車を走らせる。
ローガンは車や服をユニから受け取り、倉庫前でエギョをはねたように見せかける。
スリョンの代わりにマネキンを袋に詰め込み、ダンテに成り済ましたローガンはペット火葬場へ。

その頃ユニは納骨堂へ向い、スリョンの墓に納められているエギョの遺骨を取り出していた。
そしてローガンからダンテの服や靴を再び受け取り、秘密の通路からペントハウスに向うとエギョの遺骨を隠し部屋の片隅に隠した。
ユニからダンテの服や靴を受け取ったソジンはそれらを身にまとい、玄関付近に泥だらけの足跡をつける。
そしてソジンは衣類を暖炉で燃やした。

ユニはダンテの携帯からチョ秘書へとメッセージを送る。
「すぐに倉庫へ来い」
別荘を見張っているチョ秘書らを倉庫から引き離し、その隙にソクフンとローガンがロナを別荘へと移動させた。

監禁されていたという状況を作るようスリョンがロナに協力を仰いでいたのだ。

ソジンはユニから別荘の鍵を受け取る。
約束のウンビョルのネックレスは別荘のどこかの引き出しにあると告げられる。
タイムリミットは明日の朝6時。
別荘へと急ぎ、ソジンはネックレスを探すのだが、結局見つからぬままタイムリミットが来てしまい、別荘を後にする。

そしてダンテ逮捕の朝に繋がった。

第24話 私が殺したのは…

ダンテが逮捕されほっとするソジンだったが、ギュジンからスリョンが生きていたことを知らされる。

ユニの背後にスリョンがいたことに気付き狼狽したソジンは急ぎ自宅へ戻るが、そこにウンビョルの姿はなかった。
家庭教師のチンに「ウンビョルには母親より私が必要」と言われ、ソジンはクビを宣告するが、チンは動揺しなかった。
そしてそこへ警察が乗り込み、ソジンはダンテと共謀しスリョンとロナに対する拉致監禁、暴行容疑で逮捕される。

ユニがソジンに別荘でウンビョルのネックレスを探させたのは、これが狙いだった。

そしてそのウンビョルのネックレスはソジンに渡すようにユニから預かったと、警察の前でチンから見せられた。
血の付いたネックレスは警察に押収されることになった。

逮捕されたダンテも、スリョンが生きていたこと、しかもロナと共に自身の別荘にいたことを警察から知らされる。
ダンテはスリョンがエギョになりすましていたこと、そして自分がスリョンだと思って殺したのがエギョだったことに気付き取り乱すのだった。

幸福未来党のチョン代表の元に電話を掛けるダンテだったが、チョン代表は電話を切ると電源を落とした。

かつてチョン代表はスリョンとしてエギョを紹介されていたが、すぐになりすましだと気づいていた。
それでも彼がエギョと会い続けていた理由は、エギョを愛していたから。

チョン代表とエギョは愛し合っていたのだった。
そして彼はそんなエギョをダンテから逃す為、海外に家を用意していた。
だかエギョからの連絡が途絶えた。
チョン代表は殺されたのはスリョンではなくエギョだと気づいていた。

チョン代表は愛するエギョを殺したダンテに鉄槌を下す。
たとえそれで自分も無事でいられなくても。

ローガンは違法な骨髄移植を行った件で両親のことを通報し、自身も今の問題が片付いたらアメリカへ戻り、犯した罪を償うことを誓う。

ソジンが連行されたことをローガンに連絡するチンはどこか上機嫌。
アメリカに戻るかとローガンに聞かれるも答えをはぐらかし電話を切った彼女の目の前にはソファで眠るウンビョル。

かわいい私の子
これからは私が守ってあげる このお母さんがー

目覚めたウンビョルにソジンが逮捕されたことを告げ、ソジンがウンビョルに連絡したり、面会に来ないよう言っていたと嘘をつく。

母親のくせに!と泣くウンビョルだったが、チンは自分が母親にも父親にもなるとウンビョルを抱きしめ怪しく微笑むのだった。

ユニはローガンたちとの連絡手段を断っており、連絡が取れない状況だ。
ロナが生きていることすらまだユニは知らない。
そのことを心配したスリョンは病院を飛び出しヘラパレスへ向かった。

ユニの家を訪れるとそこにはユニからのスリョン宛の手紙。

償いきれない罪を犯した
罪を償うー

第25話 逮捕されて分かったこと

ユニはミン・ソラ殺害の罪を償う為自首した。
面会に来たローガンからロナが生きていることを聞き、ロナの姿を見たユニ。
スリョンが命がけでロナを救ったことを知り、ユニは号泣する。

ロナの元へユニを連れて行こうとするローガンだったが、ユニはそれを断った。

「いつか私が堂々と胸を張って会える時まで待つわ」

幸福未来党のチョン議員が検察に出頭し、チョンス地区の再開発計画で政財界の癒着があったという疑惑が浮上する。
同時にエギョの死も再注目されることとなった。

チョンス地区の土地を購入したギュジン一家、マリ母娘は大急ぎでヘラパレスを出ていこうとするが、警察に行く手を阻まれる。
警察がやってきたのは不動産投機の件ではなかった。
ユニが自首したことで再捜査が始まったミン・ソラ死亡事件の死体遺棄関与したことで、ギュジン・サンア・マリの三人は警察に連行される。

拘留されているダンテをスリョンが訪れる。
エギョがチョン代表と愛し合っていたこと、ダンテを裏切っていたことを聞かされたダンテは余裕の表情を浮かべる。
エギョには自分しかいないと笑うダンテだったが、その様子をマジックミラー越しにチョン代表は見ていた。

そんな女性を何故殺した。
ダンテのように誰にも愛されたことない人間には分からないだろうが、エギョと自分はダンテが思うような関係ではない。

エギョと愛し合っていたチョン代表のダンテへの怒りは凄まじく、ダンテはなすすべもない。
そんなダンテにスリョンは微笑みかける。

巨額の財産も、ソクフン・ソッキョンも、ペントハウスも、自分が手に入れた、と。
そしてチョン代表もエギョへの償いのためにも、手を緩めるつもりはないと告げ、二人は立ち去った。

取り残されたダンテを呼ぶ声が部屋に響く。
「ミスター・ペク!」

そう呼ばれて取り乱すダンテ。
呼びかけたのはローガンだった。
エギョからダンテの本名が別にあると聞いていたのだ。

お前のしてきたことをすべて暴いてやる
チュ・ダンテ…いや、ミスター・ペク!

ダンテはその場にずるずると座り込む。

25年前のエギョとの幸せな瞬間を思い出していた。
そんなエギョを自分が、この手で殺してしまったのか。
ダンテは声をあげて泣いた。

第26話(最終話) 裁きが下る日

逮捕されてから2ヶ月後。
ソウル地方裁判所でヘラパレスの面々の裁判が開かれる。

スリョンは法廷でユニが47階からソラを突き落とすのを目撃したことを証言する。
ユニが罰せられないと他の人たちの罪も問えなくなる、だから証言して欲しいというユニの願いからだった。

ユンチョル以外の5人は、死体遺棄や放火もユニの仕業だと罪をなすりつけようとする。
2年前に罪を告白した際の動画が証拠として提出されるが、スリョンに脅されてやむを得ず罪を告白しただけだと、5人は反省もせず無実の主張を繰り返す。

しかしユンチョルが立ち上がる。
彼は法廷で、子どもたちの暴力事件が表沙汰になることを恐れ、死体を運び、死因を捏造したことを認める。
ユンチョルの証言により全員の事件への関与が証明され、それぞれ以下の判決を言い渡される。

マリ:死体遺棄罪、証拠隠滅罪、住宅法違反罪…懲役1年6ヶ月
サンア:証拠隠滅罪、死体遺棄罪、住宅法違反罪…懲役1年6ヶ月
ソジン:未成年者略取・誘拐罪、監禁罪、証拠隠滅罪、死体遺棄罪…懲役7年
ユンチョル:証拠隠滅罪、死体遺棄罪、犯人隠避罪…懲役2年
ギュジン:証拠隠滅罪、死体遺棄罪、住居侵入罪、住宅法違反…懲役2年
ダンテ:住宅法違反、不動産登記特別措置法違反罪、賄賂罪、未成年者略取・誘拐罪、監禁罪、死体遺棄罪、死体損壊罪、住居侵入罪、証拠隠滅罪、現住建造物等放火罪、殺人未遂罪、殺人罪…無期懲役

すべての罪を認め反省の弁を述べるユニ。
ソラの母親であるスリョンが既にユニを許しており善処を望んでいることから、ユニの判決は懲役3年となった。

スリョンはペントハウスへと戻り、ダンテとソジンにまつわるものをすべて捨て去る。
ロナもヘラパレスへと戻る。その引越はソクフン、ソッキョンが手伝っていた。
そんなロナの元にジェニとミニョクが現れる。
自分たちの親が刑務所に入ることになったことをユニ、ロナのせいだと、憎しみの気持ちをぶつけてきたのだった。

ーソウル東部拘置所ー
収監されているダンテの元に新聞が届く。
紙面には不自然に赤い丸が付いている。

【ロー】【ガン】【リー】【アウト】【Dデー】【9】

赤い丸をつなげて読んだダンテは、晴れやかな顔で笑うのだった。

その頃、ダンテの身代わりとなって服役していたジェニの父親ユ・ドンピルが出所した。
ドンピルの元にはダンテの秘書であるチョが迎えに来ていた。

ローガンは一人の青年と共にアメリカから帰国の途についている。
韓国に向かう飛行機の中、彼は「ミスター・ペク」に会えるのが楽しみだとローガンに話している。

帰国したローガンはスリョンに会うためジャコモを訪れる。
花束を持ち、ローガンを迎える為スリョンは駐車場へ向かう。
スリョンへのプロポーズのため、指輪を手に持ち車から出るローガン。

久しぶりの再開に微笑みあう二人だったが、そんな二人の横を一人の老人が通り過ぎる。
スリョンの後ろに立った老人が振り向き、ローガンに向かってポーズを取る。

それは、ク・ホドンがダンテに向かいよく取っていたあのポーズ。

その姿を見て危険を察したローガンだったが、為すすべもなく…
スリョンの目の前で、先程までローガンが乗っていた車が爆発炎上する。

シーズン2全26話のネタバレあらすじでした

チー太とパン子

こ、こ、こんな終わり方するなんてー!!!!

シーズン3が気になって仕方ないですね!

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チー太とパン子
結婚11年目、起業6年目。おうち大好き♡超インドア派の自営業夫婦ブロガー。365日ほとんど一緒にいます。